いい加減な仕事を見ると腹が立つ

留守の間の野球関係のニュースを見ていたんですが。

たまたま ZAKZAK の記事が引っ掛かりました。
ついに涙の国内表明！　菊池“意中の球団”とは

菊地に関する内容は、この際どうでも良いのですが。

新幹線なら岩手の新花巻駅、北上駅、盛岡駅から楽天の本拠地仙台まで４５分以内。

盛岡から仙台までの最速（盛岡－仙台間ノンストップ）が 44分。
北上から仙台までの最速（一ノ関と古川しか停まらないヤツ）が 42分。
盛岡と北上の間にある新花巻（基本的に「やまびこ」しか停まらない、「はやて」でも各駅停車くらいしか停まらない駅。「やまびこ」と「はやて」の関係は「こだま」と「ひかり」みたいなものでしょうか）から仙台へ、どうやったら新幹線使って 45分で行けるのか。
走行中の「はやて」に飛び乗る、くらいのあり得ない方法でないと不可能ではないかと私は思いますが。（いや走行中の新幹線に飛び乗る時点で不可能ですが）

しかしながら広く一般へ出来ると断言している以上、何らかの方法があるのでしょう。
この記事を書かれた米沢秀明さん。
新花巻から仙台まで新幹線を使って 45分以内で行けることを実証してください。
それがジャーナリストの責任というものだと思います。


おそらく「盛岡−仙台が 45分くらい？　じゃあ盛岡より仙台に近い花巻ならもっと速いよね」程度の感覚なのでしょうが……
新幹線に乗り馴れてる人だったら、そんなアホな思い込みはしないと思うんですが……いや新幹線でなくとも、たとえば中央線快速とか。特快で立川から新宿行くのと、立川より新宿に近い国立（特快は停まらない）から新宿行くのと、どっちが速いかは考えるまでもなく。そういう例はいくらもあるから普通に東京近郊で出歩いてればあたり前に遭遇すると思うんですが……仮にも記者さんなのに、遠方への取材は勿論、近場へ取材に出る程度のこともしてない人なのでしょうか？（常に車で移動していて電車には乗ったこともないとか？）
それ以前に、仕事として広く一般へ公表する文章は、自分では判ってるつもりのことでも調べてから書くものだと思うんですが……それすらしないんですね。


いつも思うけど、新聞記者って楽な商売ですね。もしかして一般紙の記者さんは ZAKZAK とか一緒にするな、と思ってるかもしれませんが。
適当に出鱈目書いて紙面埋めれば生活出来るなんて、羨ましいです。そんなプライド持てない仕事をやりたいとは思えませんけどね。